公開: 2019年10月16日
更新: 2019年10月18日
中華民国の蒋介石は、中国沿岸地域における日本陸軍の攻撃によって、1943年までには主都を南京から重慶に移して、米国などからの物資の支援を受け、日本陸軍との戦闘を続けていました。この中華民国と中国共産党との同盟軍と、日本陸軍との戦争を支援するため、米国・英国は、軍事物資の提供だけでなく、軍事顧問団を派遣して、人的な支援を蒋介石の国民党軍に対して行っていました。
1943年1月に開かれた連合国側のカサブランカ会議で、マーシャル米国陸軍参謀総長は、中華民国内の基地から渡洋戦略爆撃機を日本上空へ飛ばし、日本の工業力に打撃を与える計画があることを述べました。ルーズベルト大統領は、中華民国軍の日本軍に対する戦況を変えるために、日本本土への爆撃を実施する必要があると考え、蒋介石に対してアーノルド司令官を重慶に派遣すると伝えました。